2016.01.16
先日、東京都江戸川区にある株式会社田中工務店様の新築現場にて2日間ほど湯布珪藻土の施工説明会をさせて頂きました。
株式会社田中工務店様は東京都でも地域工務店の中では数少ない加工場を持たれており、大工さんの技術や手仕事をとても大事にされている工務店です。
外観もまだ工事途中ですがとってもシンプルでかっこいいですね
湯布珪藻土を塗る前の重要な事ですが、大工さんの石膏ボードの貼り方がとてもきれいでした。
窓周りはどうしてもジョイント(ボードとボードのつなぎ)が多くなり、そこが割れの原因になります。
田中工務店様の大工さんはそれを考え、大工さんとしては大変な作業ですが割れにくくする為ジョイントが少なくなるように貼ってくれています。
次に作業する人の事を考えた思いやりのある現場でした。
1日目は左官屋さんと下地処理の施工をしました。
下パテ→ファイバーテープ貼り→上パテという流れです。
この作業はかなり地味な作業ですがこれも思いやりがないと出来ない事です。
割れにくくするためにパテを丁寧にしっかりと打ちこみます。
1日目は下地処理で完了です
2日目は湯布珪藻土塗りです。
ここで重要なことは水の量と材料の練り方です。長年の経験を生かして目分量で材料を練ると乾いた後の表面強度が弱くなる可能性もあります。
水の量を守ってその上でしっかり練るやり方を実践させて頂きました。
もちろん動画やマニュアルでの説明もありますが、やはり最初は目の前で実践する方が良いですね。
仕上げ塗りに関してはさすが左官職人さんで素晴らしく綺麗に塗られていました。
職人さんに「これは塗りやすい」と喜んで頂けました。これで安心して施工説明会は終了しました!!
大工さんも左官屋さんも、これから住まわれる住まい手さんの事を考えて施工してくれる思いやりの強い職人さんで素晴らしかったです。
株式会社田中工務店様 ありがとうございました